サムライ・シネマ「武士の家計簿」を観てきた。
先月観たサムライ・シネマ「桜田門外の変」とはうって変ってハートウォーミングな作品。
この作品は2003年にベストセラーとなった新書『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新』で展開された古文書の分析内容をベースに、ストーリーを構築しドラマ化したものである。
原作(?)の新書はノンフィクションの学術書なのでよくぞこれを映画化したものだ。企画は楽しかっただろうな。
ストーリーは加賀前田家の御算用者(会計係)の家での日常生活を、江戸末期から維新にわたって描いたもの。もちろん映画化するにあたって原作にはなかった(もしくは原作から想像した)ドラマを創造している。不正追及とか親子の反目とか。
まぁ無理に感動を生みだそうとしている感も無きにしも非ずだが・・・。
さて出演陣について少々
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堺雅人
私と同じ宮崎出身で同じ年なのにこの差は何だ…。でも応援しています。年寄役は似合うがなんか悪そう。
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松坂慶子、仲間由紀恵
同じ系統だな。
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大八木凱斗
子供店長かと思った。「鯛じゃ!鯛じゃ!」は本当は姉の髪置時のエピソード)
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藤井美菜
着物が似合わないわけではないのに時代物が似合わない・・・かわいいのに。
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西村雅彦
孫に与三八と呼び捨てにされる。同心だからか。西村雅彦は「桜田門外の変」にも出ていたね。
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嶋田久作
確かに大村益次郎っぽいビジュアルだ!
ところで途中ちびっこ成之くん、生きた泥鰌を購入した際入払帳に「どぜう」とかわいい字で記載していた。ご存じの通り泥鰌の歴史的仮名遣いは「どぢやう」もしくは「どじやう」であって、「どぜう」は今でも続く老舗「駒形どぜう」がオリジナルの商号である。つまり正しい仮名遣いではない。
歴史とこだわり|駒形どぜう via kwout
また、生き物としての泥鰌は「どじょう」、料理は「どぜう」と書くと江戸文化研究家の杉浦日向が著書に記しているともいう。
成之といえば加賀前田家の御算用者にして祐筆の猪山家の嫡男である。いくら幼少とはいえこのような仮名遣いで(父子の間では少なくとも公式な)入払帳に記載するであろうか?ここは映画の演出としても重要なシーンだから歴史考証をきちんとしてもらいたかった。(私が間違っているのであれば申し訳ない)
※因みに新書の『武士の家計簿』P163に”下民同様、夏中、犀川橋づめに唐キビを焼き、ドゼウ(ドジョウ)を焼き売る士族”という記載もあるが、ここでの「ドゼウ」は料理された(焼かれた)泥鰌を指すであろうから「ドゼウ」と記載されていても先ほどの杉浦女史の見解とは相違しないと思う。
それはさておき、いい映画だった。わくわくドキドキする映画でも、名作でもないけど、安心して観られる良質な映画という意味で。
関連リンク
武士の家計簿オフィシャルサイト
allcinema
キネマ旬報
映画.com
IMDb
サムライ・シネマ キャンペーン
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)


















































